大学の研究室でのはなし
研究とは?
今日は理系大学生がみんな行っている、「研究」についての話をしたいと思います。
「研究」と聞くと、すごく難しそうなイメージを持つかもしれません。世の中で一般的に持たれている研究のイメージと言えば、このような感じでしょうか。
しかし!! 実際のところみんながみんなこんなイメージの研究をしているわけではありません!!
実際に私がしている研究のイメージと言えば、、、、
こんな感じで、パソコンと向き合って、データとにらめっこをすることがほとんどです。
このように「研究」というものは、実際に作業を行う実験も存在しますが、パソコンとにらめっこしながら、データを整理し、そのデータから今までとは異なる価値を見出すというものがほとんどです。
子供の頃にドラマで見ていた化学者や、本で読んでいた化学者というのは、研究者生活の中での華やかな部分に過ぎず、裏側には大量の泥臭い時間が存在します。
そのため、自分も研究を始めてから、ノーベル賞を受賞している人のすごさを身に染みて実感しました。
結果が出るかどうかもわからない、もしかしたら何の役にも立たず時間の無駄になってしまうかもしれない、そんな恐怖と困難に立ち向かいながら、自分の人生を捧げ、新たな発見を生み出す人たちには、本当に心の底から尊敬します。
研究って結局しんどいの?
次は、「研究ってしんどいものなのか?」というギモンについて応えていきたいと思います。まず結論から応えると、
専攻分野による
ということです。
例えば、有機化学系などの物質化学を扱う研究では、物質の反応自体にもすごく時間がかかり、また膨大な知識量が必要であるため正直に言うとかなりしんどいです。就職してからよりも、大学で研究をしているときのほうがしんどかったなんて話もよく聞きます。
一方で、シミュレーションや、データ解析を行うような実験は、大変ではあるものの上記の研究と比較すると楽であることが多いです。
ただ、平均的に考えると、研究というものはやはりしんどいものです。
でも反対に捉えると、研究が好きな人にとってみれば、それだけをすればいい環境が準備されているともいえるため、人によってはこれ以上ないくらい幸せだと言っている人もいます。
何か一つのことにすべての時間を注げるなんて機会は、人生でも数えられるくらいしかありません。将来研究者になって、大発見をしたい!と思っている人には、ぜひ挑戦すべきものであると私は思います。